線路脇

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もしあなたを一瞬でも癒せたのなら

雨に打たれて
濡れて
最期の淡い水色を滲ませてから
色褪せ
朽ち果ててしまっていい

あなたはすぐにあたしを忘れて
振り向きもせず
足早にこの駅から立ち去っていくの

あたしは
線路脇のかなしい紫陽花

それが宿命